今回は、講義とゼミの違いについてお話します。
全ての大学院に当てはまるとは限りませんので、ご理解頂けますことを何卒よろしくお願いします。
大学院の授業形態
M1の私にとって、大学院に来る目的は研究と単位の取得になります。
M:master 博士前期課程もしくは修士課程 の1年生という意味
博士前期課程を修了するためには、論文の提出と一定の単位の取得が必要となります。
これにTOEICやTOEFLなどの受験を課す大学もあるようです。
単位は、講義やゼミへの参加により取得できます。
単位取得の条件は、それぞれの講義やゼミによって設定されており、ほとんどは真面目に出席していれば単位が取得できるようになっています。
課題やレポートの提出はありますが、筆記試験などのテストはありませんでした。
講義とゼミの違い
講義
基本的には、担当教員が一方的にしゃべるのをひたすら聞き板書していくスタイルになります。
担当教員の研究や取り組みなどについて知ることができるので、とても貴重な場です。
講義の内容によっては、グループを作りアクティブラーニング形式で進めていく場合もあります。
アクティブラーニングとは
アクティブ・ラーニングは学修者が能動的に学習に取り組む学習法の総称である。これにより学習内容を確かに修得しつつ、座学中心の一方的教授方法では身につくことの少なかった21世紀型スキルをはじめとする汎用的能力、ひいては新しい学力観に基づくような「自らが学ぶ力」が養われることが期待されている。
Wikipediaより引用
講義の中で、私自身とても苦労したのが英語です。
Englishで始まりEnglishで終わる講義もあるので、どんな内容のことをしゃべっているのか必死についていくことに…。
特に、一番辛いと感じたのは英語での発表。
討論タイプではなかったのでまだよかったのですが、すべてを英語で発表する難しさを改めて感じました。
ゼミ
ゼミナールの略で「ゼミ」と呼ばれます。
私の経験上、高校はもちろん、専門学校ではゼミ形式での授業が行われたことはありません。
なので、ゼミと呼ばれるものに強い憧れを持っていました。
入学してすぐに、指導教授からゼミの日程が伝えられた時には、ついにゼミというものを経験できるのかと身震いをした記憶があります。
私の研究室で行っているゼミは、抄読会と呼ばれる文献を読み込み(批判的吟味)、該当の論文の質がどうであるかなどを発表し意見を出しあう会や、それぞれの研究進捗状況を発表し意見を取り入れながらブラッシュアップしていく会がほとんどです。
時には指導教授の用意した論文を、それぞれが読み込み、要約後発表し合うということもあります。
どのゼミでも、準備不足で臨むと恐ろしい結末を迎えることになるので、事前にしっかりとした資料作りは欠かせません。
前述の講義とは違い、ゼミは少人数であること、一方的ではなく双方向であることも、ひとつの特徴とも言えます。
最後に
今回は「講義とゼミの違い」についてお話しました。
社会に出ると、長時間椅子に座り講義を聞くこと自体が貴重になるので、学生時代に戻って授業を受けられるのは感慨深いものがあります。
ゼミの緊張感はとてつもないですが、成果を出せた時の達成感は言葉では言い表せないものがあります。
発表や資料をまとめる能力を上げることができるので、仕事にも役に立っています。
おわり!
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